私が鍼灸師になったきっかけは、長男出産後の心身の体調不良でした。
緊急帝王切開で出産し、出血量も多め、貧血状態が続き、母乳育児が軌道に乗らなかったのが原因でした。
我ながら無茶をしたなと思うのですが、当時は産後、鉄剤を飲みながら、24時間のうちの14時間ほどを授乳に費やしていました。
新生児だった長男は常に空腹状態で熟睡できず、泣いてばかり。無茶な母乳育児で心身の不調は悪化し、初めての子育ても楽しめず苦労していました。

そんな中、母乳マッサージをしてくれた助産師さんに「あなたは身体が悪すぎる、鍼灸で治療をしてもらった方がいい」と強く勧められました。

人生初の鍼灸治療は「あれ？！身体が軽い気がする！」という驚きでした。

そこで直感が働いたのか、2回目の治療の時には、鍼灸師になりたい！と思っていました。それ以来、私の人生には常に鍼灸があります。
ここには書ききれない本当に様々な不調を、たくさんの素晴らしい先生方に治療して頂いてきました。

そして、試練のときにも鍼灸治療で乗り越えることができました。
これから鍼灸治療を通じて、

お一人お一人の人生に寄り添っていければと願っています。